Zettelkasten
2023/06/12
概要
- 1つのアイデアを書いたカードをつなげてアイデアを作り出していくノート術
背景
- ドイツの社会学者ニクラス・ルーマンが編み出した手法
- 「Zettel」はメモ、「kasten」は箱という意味
- メモと箱を使って管理したことから来ている
ルール
- 1つのカードには1つのアイデアだけを書く
- カード1枚で内容を完結させる
- 各カードは他のカードとリンクさせる
- カードをなぜつなげたか説明を追加しておく
- 自分の言葉でカードを書く
- 参考文献を残しておく
- 自分の考えを加える
- 構造を気にしない
- 接続カードを追加する
- アウトラインカードを追加する
- カードを削除しない
- 恐れずにカードを追加する
手順
- カードに知識やアイデアを書き留め、順番に番号を振る
- 間に追加でカードを入れたくなったら、階層をつけた番号を振る
- 5 と 6 の間なら、5/1, 5/2, 5/3 といった具合
- カード間にリンクを貼って、リンク先をカードに書き込む
- カードにタグをつけて、タグ一覧とタグをつけたカード一覧をメモする
ノートの種類
- 以下の4つはTypes of Notes – PKM Zettelkastenに載っているもの
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- Fleeting notes(一時的なノート)
- 考えたり読んだりするときに一時的に作るノート
- 1日の終わりに永久保存版ノートに移したり、アーカイブしたりする
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- Literature notes(文献ノート)
- 特定の本やサイト、論文に対して作るノート
- 自分の興味に関連する部分を厳選して、自分の言葉で書く
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- Permanent notes(永久保存版ノート)
- 1ノート1アイデアの原則にのっとった、永久保存版のノート
- 過去のノートを見ながら考えを膨らませる
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- Index or Structure notes(インデックス・構造ノート)
- 永久保存版ノートをまとめた索引のようなもの
- トピックごとにまとめる
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関連サイト
ツール
- Zettelkastenを行うためのツールとして以下がよく紹介される
- Obsidian
- Roam Research – A note taking tool for networked thought.
個人的には
- アトミックノートは難しい
- 「1つのカードには1つのアイデア」「カード1枚で内容を完結させる」というが、実際は難しい