G7
2023/05/21
G7(じーせぶん、Group of Seven)とは、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダの首脳が集まる国際会議のこと。主要7か国首脳会議、先進7か国首脳会議ともいう。
G7の目的
- 経済発展や安全保障、環境問題など、世界的な課題に対処するための協力と意思疎通を図ることが目的
G7のメンバーの現状と変遷
- 現状
- 2014年以降のメンバーは、日、米、英、仏、独、伊、加の7か国の首脳
- さらに、欧州連合(EU)の首脳も参加する
- 変遷
- もともとは、日米英仏と西ドイツが参加する、G5の予定だった(1975年)
- 1975年の第1回会議にイタリアが参加し、G6となった
- メンバーではなかったが、イタリアが乗り込んできた
- 翌年の1976年にカナダが参加し、G7となった
- 参加者がヨーロッパにかたよるため、アメリカがカナダを誘った
- 1998年にロシアが参加し、G8となった
- 冷戦が終結したのも一因
- 2014年、クリミア併合によりロシアが参加停止となって、G7となり、現在に至る
G7誕生の経緯
- 1970年代
- 1971年、ニクソン・ショック
- 1973年、第1次石油危機
- 先進国の間で、世界経済問題に対する政策協調について、首脳レベルで議論する場が必要であるとの認識が生まれた
- 1975年
- フランスの提案で、日、米、英、仏、独、伊のG6が開催
- 今後も、各国が持ち回りで議長国を務めて、毎年開催することに決定
- 現在まで
- かつては、東西冷戦構造、アフリカ開発、テロなどが主要議題
- 世界経済、安全保障、環境問題など、世界的な課題を議論するようになる
G7開催場所
- 開催場所は1か所に定まっておらず、メンバーが持ち回りで議長国を務めることになっている
- 2000年より前、日本で開催するときはずっと東京だった
- 2000年、沖縄名護市で開催(東京以外は初)
- 2008年、北海道洞爺湖で開催
- 2016年、志摩市
- 2023年、広島(広島サミット)