📺バラフライエフェクト-マクナマラ
2025/04/14
- マクナマラ
- 数値で測れるものだけを追いかけることで、失敗してしまう
- ベトナム戦争を敗北に導いたマクナマラから来ている
- 第二次世界大戦
- マクナマラがB29の使用を提案
- 1万メートルの高さをとべるので、敵からの攻撃を受けづらい
- 的中率が低くなるので、無差別攻撃
- 結果、機体の損傷は少ない一方、多くの人が死んだ
- フォード
- 戦後、マクナマラはフォードに就職
- 業績回復のために市場調査を行う
- コストを下げて作るコンパクトカーを考える
- 大ヒットした
- 入社15年目でフォードの社長に抜てき
- ヘンリーフォード以来、一族以外が社長になるのは初めてのことだった
- 国防長官
- 社長になってすぐにケネディー大統領から国防長官の打診
- 大役に躊躇したが、ケネディーは「自分も大統領になるための学校は出ていない」といって説得
- 国防長官になる
- ベトナム
- もともとはフランス領
- 第二次世界大戦後、ホーチミンが社会国家の国、北ベトナムを建国
- フランスがこれを認めず、ベトナムの南を占領
- 両者が戦争をし、北ベトナムが勝利
- ドミノ理論
- 中国、ベトナムと共産主義が増えれば、アジアの国は次々に共産化する
- ドミノ理論が普及していた
- アメリカ参戦
- ベトナム戦争にアメリカが参戦
- マクナマラは短期間で決着がつくと予想していた
- 1万人強の兵士を送り込む
- しかし実際には短期では決着はつかず
- ペテン師と呼ぶアメリカ人もいた
- 南ベトナムの状況
- 南ベトナムに駐在していた米兵
- 米兵向け歓楽街が作られたり売春宿ができたり
- 地元民には米兵をよく思わない人もいた
- 仏教徒が反乱
- 抗議のために、焼身自殺をする仏教徒も出た
- 大統領夫人がこれを「バーベキュー」と呼ぶ
- 傀儡政権が地元民に受け入れられていないことをマクナマラは訪問して感じる
- 撤退の打診
- マクナマラはケネディに撤退を打診
- ケネディは2年で米兵全体を撤退させることを決める
- まずは、1000人を撤退の方針
- そのすぐ後にケネディ暗殺
- ジョンソン副大統領が後を継いだ
- 米兵撤退は白紙に
- 戦争に負けた大統領と言われたくないから
- マクナマラはジョンソンの方針に従うことに
- 口実
- アメリカはベトナム攻撃を本格化させる口実を探していた
- そこへ、公海上のアメリカ船がベトナムにより2回攻撃されたことを発表
- しかし、1回目はベトナムの海にアメリカ船が侵入していたことが発覚
- 2回目はそもそも攻撃がなかった
- しかしアメリカ政府はこれを口実として攻撃を強化
- 20万人の兵を送り込む
- 指標
- マクナマラは、ボディカウントという指標を導入
- 敵兵の死者数のこと
- これをアメリカ政府は定期的に発表
- また、米兵1人の死者に対し、敵兵が何人死んだかを表すキルレシオという指標も導入
- これが1:10になるようにキープすれば、やがて敵国は戦争できなくなる、とマクナマラは考えた
- 愛国心
- 北ベトナムではゲリラ戦になった
- 農民や市民も、愛国心からゲリラ戦に参戦
- 南ベトナムにもアメリカ兵に攻撃する人たちが現れてきた
- ジャングルにわなを仕掛け、米兵の傷を増やす
- 傷を増やすことで、看病するために複数の米兵が戦線を離れることを目的とした
- 米兵もゲリラ戦を研究した
- しかしベトナム側は新しいゲリラ戦のスタイルを次々に編み出した
- 無視した指標
- アメリカ側は脱走兵が増えた
- しかし、マクナマラはあくまで死者数を重視した
- 空からの攻撃を増やし、ボディカウントを稼いだ
- 民間人も殺した
- しかしこれがかえってベトナム人の愛国心や復讐心に火をつけていた
- ボディカウントは達成しているのに戦争に勝てないのがなぜか、マクナマラは疑問に思っていた