📺バタフライエフェクト-田中角栄
2024/01/08
- 紹介
- 1963年名神高速道路開通
- 日本で初めての高速道路
- 日本列島改造論
- 田中角栄:56歳の最年少での総理大臣
- オイルショック後には原発を推進
- 地方に交付金をばらまいた
- 1963年名神高速道路開通
- 1946年4月、衆議院議員総選挙
- 父が事業で失敗し、田中角栄の家はまずしかった
- 家計を助けるために進学を断念
- 上京して働き、25歳のときには土建会社を設立
- GHQに入り込んで案件を獲得したりする
- 1946年、戦後初の衆議院議員総選挙
- 27歳の田中は新潟から立候補
- 落選したが、その後も立候補を続け、当選をする
- 三国峠を切り崩すことを掲げる
- 新潟と東京を結ぶことを考える
- 吉田茂は新人の田中を見込んで抜擢する
- 議員立法
- 田中は東京と地方の格差解消を目指す
- 多数の議員立法により実現していく
- 特に重要だった、道路3法
- 道路法
- 幹線道路を国が作る
- 有料道路法
- ガソリン税法
- ガソリン税を道路建設にあてる
- 道路は地方の発展に寄与すると考えた
- 1959年、三国トンネル貫通
- 新潟と東京が車で行き来できるようになった
- 道路ができると、地元の人々は歓喜する
- この成功体験を全国に広げようとする
- 田中の支持者が増えていく
- 新潟では、苗場スキー場ができ、人が殺到した
- 西武の堤義明がリゾート地開発を進める
- 皇太子も訪れるほどの人気に
- 1957年、郵政大臣
- 最年少での大臣抜擢
- 放送事業に力を入れる
- テレビは地方の発展に寄与すると考えた
- どんどん免許を出す
- 自分が出るようにもなる
- 紅白の審査員とか
- 大蔵大臣アワーという、自分の冠番組も作った
- ただ、これは批判を受けてすぐにおわった
- 開発ラッシュ
- ガソリン税の収入が増え、道路も増えていく
- 地方の土地に投機ラッシュが進む
- 道路建設が決まると地価が上がっていく
- 1969年、中央自動車道完成
- 同じ年に、富士急ハイランドも完成
- 道路ができると地方が活性化していった
- 目白の田中邸宅に、全国からたくさん訪問客が来る
- 参考:📺ブラタモリ 目白
- 即断し、見返りに自民党への票を約束させる
- 福田赳夫
- 総理大臣に近いと言われていた福田赳夫
- 東大卒であり、田中とは正反対の経歴
- 田中も自民党総裁選に挑んだ
- はじめは福田が優勢とされていたが、田中が勝った
- 今太閤と呼ばれる
- 農民から這い上がった豊臣秀吉になぞらえて
- 中国
- 就任85日で田中は中国へ
- 現職の総理大臣としては初めて
- 日中国交正常化を行う
- 正常化の証としてやってきたパンダのカンカンとランランは空前のブーム
- お返しに錦鯉を送った
- 就任85日で田中は中国へ
- 日本列島改造論
- 日本各地に工業地域を作り、
- 新幹線や道路や飛行機で日本中を結ぶ、という考え
- 実際に挙げられた地域に不動産会社が飛びついた
- 土地投機ブームが巻き起こった
- オイルショック
- 1973年オイルショック
- 第四次中東戦争の影響で石油価格が高騰
- ガソリンで名をあげた田中は、石油でダメージを受ける
- インフレに対して国民の不満が高まった
- 日本列島改造論がインフレを招いた、という指摘もあった
- 60%を越えていた支持率は20%を切るほどになった
- 原発
- 石油や電気代の価格が高騰したので、原発を推進した
- 地方に交付金を配り、原発を作らせた
- 福島では原発に反対する人たちがいた
- しかし、交付金により公共施設が充実し、人々の暮らしは豊かになっていった
- 原発反対派は落選することになった
- 金問題
- 文芸春秋で、立花隆が田中の金問題をスクープ
- ただ、直後はマスコミは反応せず
- 数日に行われた外国特派員協会の会見
- 外国人記者からの金問題の質問に対し、田中は会見を強制終了
- その後、国内のマスコミが騒ぎ始める
- 支持率急落、12%に
- インフレで苦しんでいる国民が、裏金問題に強い不満
- 田中は退陣を決意
- 就任期間は、866日
- このとき、日本は初のマイナス成長
- 退陣して数年後、ロッキードから賄賂を受け取ったとして逮捕
- 有罪判決が出たが、即日控訴
- 自宅には自民党の幹部が来て、田中は自民党への影響力を持ち続けた
- 「闇将軍」と言われた
- その後も、選挙に勝ち続けた
- 六ケ所村
- 最大のコンビナートが建設される予定だった
- オイルショックにより計画は中止
- 代わりに使用済み核燃料再処理施設が建設されることに
- 建設にはトラブルがいろいろ発生して
- 着工から30年たった今も建設は終わっていない
- 福島県、双葉町
- 原発反対派だった人が容認派に立場を変えて、当選する
- 東京電力に増設を申し込んだ
- 東日本大震災により、増設の案は消えた
- 堤義明
- 世界の富豪となった
- 2005年、インサイダー取引などにより、逮捕
- 苗場スキー場
- 開発の象徴だった
- 2022年、外資系ファンドに買収された
- 死去
- 脳梗塞で倒れた
- 数年後の1993年、死去
- 橋
- 田中の生まれた新潟
- 新潟県柏崎市西山町
- 別山川には4つの橋が架かっている
- 和田橋
- 市中橋
- 井角橋
- 東栄橋
- 真ん中の文字をあわせると、「田中角栄」になる